PRODUCT ── 経営管理SaaS | 自社プロダクト構築・運営事例
経営管理SaaS「BizSuite」
経営自動化の共通基盤。
事業活動を一本のデータでつなぎ、経営をオートメーション化する。
「カンパニーOS」という構想から生まれ、実際のグループ経営で毎日使いながら改善を続けている経営管理プロダクトです。
The Reality
経営の数字が、見えない構造
人の時間がどこへ使われ、いくらの利益になったのか。そして、どのくらい稼働がまだ空いていて、利益にできるのか。連続したデータでなければ、見えない。
案件やスタッフの稼働はExcel、請求は会計ソフト、入金は通帳。数字が揃うのは、月次の締めの後。案件の状態は営業の頭の中とExcelに、請求は経理のソフトに、入金は通帳に、外注費はメールの中に。それぞれは管理されているのに、横につながっていない。営業活動はブラックボックス化し、案件が今どこで止まっているのか、次に誰が何をすべきなのかは、報告を待たないとわからない。報告を待つぶんだけ、次のアクションが遅れる。そして、人の時間——誰がどの案件にどれだけ入っていて、どこに空きがあるのか——がリアルタイムに見えない。だから「今月いくら儲かるのか」「数ヶ月先の資金は足りるのか」「誰をアサインできるのか」に即答できない。
それは誰かの怠慢ではなく、道具がバラバラでデータがつながっていない構造の問題です。
問題は、数字が存在しないことではない。事業活動が、一つのデータの流れとしてつながっていないことでした。
Project Goal
このプロジェクトで、何を実現したいか
経営を、オートメーション化する。
現場から経営判断に必要な情報を、人が集め、転記し、報告しなくてもつながる状態をつくる。判断のいらない仕事は仕組みが回し、人は、人にしかできない判断に集中できる経営へ。それをBizSuiteの目的としています。
Who Changes
誰の状態が、どう変わるか
納品実績や見積データからWebが更新され、リード獲得から営業までがつながる。
リード情報と営業活動が共有され、案件が今どの状態にあるのかが見える。
案件ごとのアサインと稼働から、空きと過負荷を把握できる。
受注から請求・入金予定・消込までがつながる。
資金と人の余力を、締めを待たずに判断できる。
給与・勤怠・各種手続きを一つの流れで管理できる。
What We Built
状態変化を生むために、何をつくったか
時間から利益までを、一本のデータでつなぐ。
リード → 見積 → 受注 → 稼働(アサイン) → 請求 → 入出金 → キャッシュフロー。それぞれを別々の業務として管理するのではなく、一つの事業活動として、一つのデータの流れにつなぐ。
受注は請求・入金予定へ、アサインは原価・稼働率へつながり、日々の業務で入力されたデータが経営判断にそのまま使われる。そのためにつくったプロダクトが、経営管理SaaS「BizSuite」です。
BizSuite
目的:経営のオートメーション化主フロー ── 事業活動が一本のデータでつながる
納品実績や見積のデータがWebを自動更新し、リードを連れて戻ってくる。
※ 図中の数値は構造を示すためのイメージです。
同じデータの上で回る機能
段階
標準化▶︎可視化▶︎予測▶︎自動化
目的である「経営のオートメーション化」へは、次の段階を上げながら近づけていきます。
Utilization
稼働という、もうひとつの残高
資金に残高があるように、稼働にも、残高がある。
資金繰りを見ずに経営できないように、人で動く事業は稼働を見ずに経営できません。BizSuiteでは、誰をどの案件に・どの期間・どの役割で充てるかをアサインとして登録し、稼働を経営に直結させます。
メンバー別・部門別・グループ会社の稼働状況と有償稼働率。誰に空きがあり、誰が過負荷かが一覧でわかる
アサインは案件の原価(外注含む)としてそのまま粗利に反映。「動いた人」と「残った利益」が同じデータで結ばれる
空きと過負荷が数字でわかるから、次の受注を受けられるか、採用か外注かを根拠を持って決められる
BizSuiteは、資金の残高と稼働の残高を、同じ画面の距離に置きます。
How We Built
開発で重視したこと
数字の定義を、一箇所にする
売上・粗利・資金繰りの定義はデータベース側に一本化し、画面は「読むだけ」に。どの画面で見ても同じ数字になる構造が、経営数字の信頼をつくります。
現場の入力が、そのまま経営判断につながる動線
見積の入力補助、受注から請求・入金予定への自動連携。現場が使いやすい入力体験と、経営判断に必要な指標を、一つのデータの流れの中で成立させています。
金と人を、同じ粒度で持つ
案件を軸に、売上・請求(金)とアサイン・稼働(人)が同じデータにぶら下がる設計。だから案件別の粗利にはアサイン原価が最初から入っていて、「儲かって見えるが人が溶けている案件」が隠れられない。
毎日使い、毎週直す
グループ経営で毎日稼働。実際の利用、状態変化、KPIを確認しながら週次で改善リリースを続けています。結果から仮説とプロダクトを磨く、FIT & REFINE を実践する場そのものです。
Scope
主な機能
| 領域 | 機能 |
|---|---|
| 案件・見積 | リード管理、見積作成(過去明細サジェスト・入力補助)、受注・失注管理、工種別明細 |
| 請求・入出金 | 分割請求、請求書発行、入金・出金予定、消込の一元管理 |
| キャッシュフロー | 実績+予定の月次資金繰り表、期首残高の自動繰越、立替の識別と残高管理 |
| 業績・KPI | 月次・週次の売上・外注費・粗利と目標対比、部門別・顧客別・案件種別の内訳 |
| アサイン・稼働 | 案件へのアサイン管理、メンバー別・部門別・グループ会社別の稼働状況、有償稼働率、外注を含む原価の案件別把握 |
| 労務 | 給与・勤怠の管理、各種手続きのガイド化(産休・育休など)、公的書類のExcel自動生成 |
| 申請・統制 | 承認申請ワークフロー、権限管理、操作の追跡 |
| モバイル | スマホ向けアプリ「リードChat」連携——リード通知・業績・タスクを手元で確認 |
リードから見積、受注、稼働、請求、入出金、キャッシュフローまでが一つのデータにつながる。今月の受注、数ヶ月先の資金、人の空き状況を、月次の締めや報告を待たずに確認できる状態を実現しています。
BizSuiteは完成形ではありません。実際の経営で使いながら改善を続け、経営のオートメーション化へ近づけています。